多様なニーズにアジリティ高く応えるために
目指した開発内製化

デジタル本部 ITデジタル部
エンジニアリング課
坂口様 犬置様
発注を検討するに至った経緯を教えてください
坂口様:私たちは、JINSのITやデジタルコマースを管理・運営しています。Web・アプリ・店舗にてメガネを購入いただく際、よりスムーズでワクワクするような購入体験も一緒にご提供できるようなシステム開発を行っています。
対象エリアは日本国内にとどまらず、海外の市場も私たちが担当いたします。そんな中、US向けのアプリ開発の話が持ち上がったのですが、社内のリソースだけではむずかしく。目的に向かって伴走してくれそうなパートナーさんを何社かピックアップさせていただきまして。最終3社に残ったのが三恵クリエスさんでした。
三恵クリエスさんとは数年前に展示会でお会いしました。それがきっかけで、過去にアプリレビューをお願いしたことがありまして。そこでの的確なご指摘やドキュメントのクオリティが素晴らしく、頼れるパートナーとして好印象でした。そんな経緯もあって、三恵クリエスさんに声をかけさせていただきました。
契約の際に三恵クリエスを選んだ理由はありますか?

犬置様:パートナーに求める条件が3つありました。まず、開発のクオリティが高く多様なユーザーニーズにアジリティ高く対応できること。次に、マルチプラットフォームに対応した開発ができること。そして、今回自社でアプリ開発を行うため、コードレビューなどサポート面でも手厚く伴走してくれること。
いずれのパートナーさんにも魅力は感じましたが、中でも三恵クリエスさんには安心感がありました。以前にアプリレビューをお願いした経験から、対応力やクオリティが高いのはもちろんのこと、会社の雰囲気や技術力に定評があった。マルチプラットフォームの経験も実績も、充分ある。内製支援についても開発スキームがしっかりあって魅力的・・・。
全ての条件に高いレベルで応えてくれそうだったのが三恵クリエスさんだった。これが選ばせてもらった理由になりますね。
開発内製化への伴走支援にはどのような効果がありましたか?

犬置様:エンジニアとしての感想になりますが、自社でアプリ開発をする背景には、お客様や社内からのさまざまな意見や要望に対してアジリティ高く対応していく必要がありました。そのため、当社ではアプリ開発の内製化を検討していました。このようなシステムやアプリ開発における内製化の動きは、JINSに限らず、世の中の傾向になっていると思います。
ただ、JINSで内製化が進んでこなかった理由の一つに、開発を担うエンジニアが不足していたという背景があります。今回のプロジェクトは、単にアプリを内製化して開発するだけでなく、経験の少ないエンジニアがアプリ開発に挑戦することで、経験を積むというテーマも含まれていて。私自身も大きな挑戦でした。
それでも約6カ月の開発期間を経て無事リリースができたのは、三恵クリエスさんのサポートがあってこそ。週に2回のモブプロで、私が書くコードに対して経験豊富なエンジニアさんからレビューをしていただきました。とてもアットホームな雰囲気の中「ここはイイですよ」「こんな書き方もできますよ」といったアドバイスをいただき、励みになりました。
あと、困った時はいつでもオンラインで相談ができたことも頼もしかったです。1人、もくもくとコードを書いているというよりはチームで一緒に開発をしている。そんな感覚でした。それと、とても精度が高いドキュメントをいただけたので、社内で共通認識が取りやすくなりました。今回の経験は、当初の目的だった開発の内製化を進めていくうえで大きな一歩になったと思っています。
今後の展望、未来のありたい姿を教えてください
坂口様:実は、アプリ開発とは別で三恵クリエスさんにはシステム開発の継続サポートをしてもらっています。そちらはUS向けのアプリとは違って、店舗の運営や仕組みづくりに関わるシステムになります。アプリ開発やシステム開発を内製化するにはまだまだ時間がかかるので、引き続きサポートをお願いできると嬉しいですね。
私たちの経験を踏まえてですが、システム開発を内製化する流れは珍しいことではありません。お客様のニーズは多様化し、スピードも求められている時代ですしね。ただ、いきなりはハードルが高いのでまずは内製支援ができるパートナーさんと一緒に小さくはじめてみるのがいいかもしれません。そんな企業さまにとって三恵クリエスさんはオススメできると言えます。
犬置様:今回のアプリ開発を経験して、自社の開発レベルは確実にアップしました。ただ、内製化に向けての一歩を踏み出しただけで。充分なスキルがあるとはまだまだ言えないので、三恵クリエスさんにはこれからもサポートをしていただけると助かります。
これからの話になりますが、メガネの購買体験をより良いものにしていきたいと考えています。今は新しいソリューションやAIの開発も進んで、これまでにはないような購買体験も提供できるのではと思っています。業界に先駆けて、それをJINSができれば。そのためにも、三恵クリエスさんには継続してサポートをお願いしたいです。

JINS様がご納得いただける内製支援を目指して
内製支援としてアジャイル開発でスマートフォンアプリ開発及びWebフロントエンド開発のご支援をさせていただきました。
新規プロジェクトでのご支援ということで、実店舗での業務内容見学やステークホルダーの方もご参加される打ち合わせにも参加させていただくなど、パートナーという立場でありながらもチームとして迎え入れていただくことで、JINS様のビジネスとミッションに理解と共感をしながら開発を進めることができました。
実際に開発を進めていく上で必要なドキュメント作成のご提案やフロントアーキテクチャ検討、テスト手法の検討など、リリース後の保守性に対しての提案もご快諾いただきながら進めることができました。
JINS様が実装したソースコードレビューをさせていただく機会もあり、技術力の向上はもちろんより良いレビューを考えるきっかけにもなりました。 JINS様内で好評いただけたようで、弊社としても開発知見を十分に活かすことができたと実感しており大変光栄です。
JINS様との開発経験を通して、弊社が意識している「お客様目線」での内製支援としてとても貴重な経験を積ませていただいたと感じております。
JINS様が大切にしている「アジリティ」を我々も意識しながら、JINS様が描く未来の景色がより良いものになるよう、今後もご納得いただけるご支援ができるよう努めてまいります。
(担当:三恵クリエス 渕上)