パートナーを超えた1つのチームとして、
KAG×三恵クリエスの挑戦
開発戦略本部開発7部
佐々木様 古川様
当プロジェクトの目標、パートナー活用について聞かせてください
佐々木様:このプロジェクトは特定地域を訪れる方に、アプリを通じて価値や利便性を届ける新しいサービス立ち上げを目指したものです。KDDIグループのなかでアジェイル開発に強みを持つ当社が開発に関わらせていただくこととなりました。
100年続く街を作っていきたいという構想をテクノロジー面でサポート。既存の仕組みとの連携や生成AIによるコンテンツの自動生成など、ユーザー一人ひとりに最適化された情報を届けることを実現しています。
古川様:当社がモバイルアプリケーション開発をする際にはパートナー企業様と一緒に創ることがほとんどです。今回も同様にパートナーとして三恵クリエスさんと開発を進めました。
三恵クリエスさんとは以前にも一緒に開発したことがあり、今回がはじめてではなかったです。
契約の際に三恵クリエスを選んだ理由はありますか?

佐々木様:これまでにもKDDIのプロジェクトにいくつも参画されていた点が大きいです。KDDIとして品質を担保するためのセキュリティチェックや商用リリースフローを事前に把握していただけているので、やり取りがスムーズにできるのではと期待いたしました。
古川様:佐々木さんの話にもあるように、これまでに何度もプロジェクトに関わってもらっているので安心感がありました。当プロジェクトはモバイルアプリとバックエンドでチームが分かれていたのですが、三恵クリエスさんにはモバイルアプリのサポートをしていただきました。
私はiOSアプリをメインで開発しているのですがAndroid OSの経験は少なく、今回一緒にチームを組んだ三恵クリエスのメンバーにモバイルアプリケーションの開発歴が長くAndroidの開発を専門にされている方もいたので心強かったです。
LABO型開発支援の成果・効果はいかがでしたか?

佐々木様:LABO型開発支援について特に不安はなかったです。キックオフ時にメンバーさんと顔合わせもできて人となりを知ることができましたし、開発中はSlackのハドルを繋いでいつでも質疑応答や状況確認ができる環境を構築していただきました。
1カ月ごとに成果をコミットするカタチでの契約でしたが、スクラム開発がうまく機能していたように思います。一緒に開発をしてくださったメンバーはスクラム開発に理解があり、どのように進めていくかをしっかり把握されていました。また、KDDIからの要望に対して積極的に意見や提案をしていただけたことも頼もしかったです。
古川様:私はエンジニア目線での話になります。チームの中で役割分担のようなものはなく1つのチームとして一緒に開発ができたように思います。ペアプロ・モブプロで画面共有しながら開発を進めて、基本オンラインでのやり取りでしたが隣に座って開発しているようでした。アプリ開発に長けているメンバーだったので、多くの知見を共有していただきました。
私自身学びになったのはもちろんチームの開発レベルアップにも貢献していただきました。開発中は技術的な話だけでなくラーメンやサブカルといった趣味の話などもできて、一緒の仲間といった感じで開発ができたことも良かったです。
今後の展望、未来のありたい姿を教えてください
佐々木様:アジャイル開発に強みを持つ当社として、KDDIグループおよび他社様にも今以上に価値を提供していきたいです。その上で、今回開発した内容をアセットにまとめて他のプロダクト開発にも横展開していきたいです。そのためにも三恵クリエスさんには今後ともサポートをお願いしたいです。
エンジニアとして技術だけを提供するのではなく、良くないところは良くないとハッキリ意見を言ってくれる今の関係を継続していきたいです。
古川様:佐々木さんが言うように将来的には横展開も視野に入れておりますが、まずは今のプロジェクトをより良くしていきたいです。サービスを利用される全ての人により良い体験を提供できますよう、アップデートや改修など取り組んでいきます。 三恵クリエスさんには今後も変わらずのサポートをお願いしたいですが、エンジニアとしてレベルアップするための学びにも期待したいです。特にAIの台頭は気になるところ。これからのソフトウェア開発でAIを活用していくことが必要不可欠ですので、共に知見を深めていきたいです。

三恵クリエスにご発注いただき、ありがとうございました
新たに誕生する街を盛り上げるアプリ開発で iOS/Android ネイティブを担当しました。オフィスワーカー、買い物客、居住者をつなぎ、イベント・店舗情報やモバイルオーダーを提供することがミッションのプロジェクトです。
新しい体験価値を届けるため、また、将来的なサービスの拡大を見越してKDDIアジャイル開発センター(KAG)の皆さんと共に技術的にも新しい取り組みにチャレンジしていきました。
宣言的 UI フレームワークの採用や機能単位のマルチモジュール構成により、実装速度と長期保守性を両立しました。また、将来のレイアウト変更や店舗追加にも最小工数で対応できる拡張性を確保しています。
開発を進めるにあたっては、チャットでの非同期コミュニケーションと、必要に応じた通話での同期的な意思決定を使い分け会社の違い、場所の違いを超えた完全リモート体制を推進していました。1週間スプリントのスクラム開発により、当初「すべては難しい」と見込まれた多機能要件の中から必須機能を優先し、スケジュール通りにストアリリースを達成しました。会社は違えども一つのチームとして開発を進めることができたと思います。
宣言的 UI × マルチモジュールの大規模実戦経験を活かし、今後もKAG様とワンチームとなって街と人をつなぐ価値向上に貢献していきます。
(担当:三恵クリエス 沢野)