My au・My UQ mobileの
ユーザー向けスマホアプリ開発支援
技術統括本部 情報システム本部
DXシステム2部 開発5グループ
楢原様
技術統括本部 情報システム本部
DXシステム2部 開発5グループ
木村様
パーソナル事業本部 マーケティング統括本部
DXデザイン部 MyアプリG
岸田様
契約する際に三恵クリエスを選んだ理由
楢原様:三恵クリエスさんとは10年くらいの付き合いになります。頼れる存在として長年サポートしてもらっています。最初のころは常駐メンバーが3人くらいだったでしょうか。それが今では30人強にまで膨らんでいます。三恵クリエスさんへの信頼とともにチームが大きくなってきました。
開発のメインは「au」「UQ mobile」のユーザー向けアプリケーションです。多くのお客様にご利用いただいておりますので、リリースした機能への反響や改善要望などが待ったなしで寄せられます。その中から優先度を判別し取捨選択して開発に落とし込んでいくにはスピード感が大事になります。三恵クリエスさんのアジャイル開発が私たちにとってはマッチしています。
それと、私たちからこうしたいと要望を出すだけではなく三恵クリエスさんからも提案をしていただけるのは助かっています。上流寄りで関わっていただいているので、私たちがやりたいことに対しての理解度がとても高いと感じました。ベンダーに発注しているというより、同じ方向を向いたワンチームで開発をしている印象が強いです。
開発側からみた三恵クリエスの良い部分・強み
木村様:開発側として三恵クリエスさんに期待したのはアプリ開発はもちろんですが、弊社にあったアジャイル開発に対応いただけることでした。私たちは昨年、My auアプリとMy UQ mobileアプリの共通化に挑みました。もともと、それぞれ独立したアプリケーションでしたが機能的に似た部分がいくつもありました。それらを共通化することで開発コストの削減、仕様変更への即時対応、ユーザーニーズの向上を目指した施策です。
ただ、一概に共通化と言ってもさまざまな課題がありました。auとUQ mobileではブランドコンセプトが違うので、My auアプリにはあるけどMy UQ mobileアプリにはない機能が存在します。逆も然りなので、どの部分を共通化するのか見極めに苦労しました。他にも共通化することで、どちらかのアプリに影響が出ることも懸念されスムーズにはいきませんでした。私たちだけで仕様を検討していたら時間もかかっていましたが、三恵クリエスさんには上流から開発に関わっていただいているので共通化に向けてのアドバイスも積極的にいただけました。それと一気に共通化するのではなく段階的にフェーズを分けることで、大きな不具合もなくスムーズにリリースできました。
企画側(PO)からみた三恵クリエスの良い部分・強み
岸田様:企画側から見た三恵クリエスさんは、距離が近くて相談しやすい存在です。要件の相談をさせていただいた際、アプリのつくりの部分から丁寧に教えてくださいました。また、私たちはアクセシビリティに力を入れており、昨年は最初のステップとしてスクリーンリーダーの対応を行っていただきました。現在は、スクリーンリーダー以外のアクセシビリティ課題にも向き合い、三恵クリエスさん、弊社開発部門、私たち企画部門が一体となり改善に取り組んでいます。アクセシビリティは、比較的専門性が高く私たちにとっても三恵クリエスさんにとっても新しい領域だったと思います。このような新しい領域にも積極的にチャレンジをしてくれる姿が素晴らしくと同時に非常に有難く思っております。
他にも、スプリントレビューの際のドキュメントがしっかりしていて安心しました。非常に多くの画面キャプチャやスクリーンリーダーにおいては動画も用意していただきました。実際にモノがあると、意思の疎通がしやすく軌道修正もしやすかったです。
今後の展望、未来のありたい姿
楢原様:私たちは開発に携わっている都合上、普段からMy auアプリ・My UQ mobileアプリに慣れ親しんでいます。しかし、お客様はどうかと言えば、困ったときなど必要なタイミングにお使いになります。そんなタイミングでお使いになられたときにアプリの使い勝手がよいと感じていただけるのか、期待されていることができるのかが、とても重要になります。
私たちが開発しているアプリケーションは、ブランドの顔でありお客様との窓口を担うプロダクトと考えています。My au・My UQ mobileがもっとお客様にとって身近な存在になれるよう、これからもサービス向上を目指していきます。
お客様を誰1人として取り残さないよう、常にUI・UX・アクセシビリティにもこだわってこれからも開発し続けます。
そのためにも三恵クリエスさんにはスピード感をもって変わらぬサポートをしていただけると心強いです。プロとして、専門的なアドバイスや技術力に期待するのはもちろんですが、私たちにはない1ユーザーとしての貴重な意見にも期待したいです。
KDDI様との歩みを振り返りって
長い間ご支援させていただいてきました。ご支援開始は10年以上前ですので、まだまだスマートフォンというものが世間に浸透し始めたという段階だったと思います。アプリの大規模アップデートも何度か経験し、そのミッションを成長させていく中で私たちも一緒に成長させていただきました。
毎年行われるiOS、Androidのバージョンアップに伴う改修や新機能の実装がある中、保守しやすいアーキテクチャとはどのようなものなのかを私たちは常に考えてきました。特にハイブリッドアプリ開発、複数アプリの共通化による高速開発、生産性の向上という観点では様々な検討を行い、アーキテクチャの統合や処理の共通化を徐々にすすめ、機能を充実させていくというミッションを遂行することが出来たと感じます。
2017年くらいからはアジャイル開発を開始し、KDDI様と一緒に開発スプリントを回しながら進めてきました。一緒に開発をさせていただくことで、よりプロダクトの価値の向上を意識し、ともに価値を高めるために活動をしてきました。アプリが大きくなるに伴い、アプリが与える影響も大きくなり、万が一問題があった場合に関係各所へ与える影響も大きなものとなってきます。そのため、アプリの品質を第一に考え対応を行っていますが、どうしても問題が起きてしまう時もあります。その際、問題に常に真摯に向かい合い、改善に取り組まれるKDDI様の姿勢に感銘し、より期待に応えていきたい!という思いをもってご支援をしています。
高速開発、生産性の向上を目指しつつ、何より高品質で安心して使っていただけるアプリを提供できるように引き続きKDDI様とともに取り組んでいきます。
(担当:三恵クリエス 安澤)